我が家の息子は2歳からプリスクールに通い、もうじき2年が経過します。
我が家の息子はおしゃべり好きで日本語もかなり出ており、3ケ月後に産まれた日本語保育施設に通う甥っ子に比べても言語に不自由していません。
しかし、Google先生でプリスクールって調べると、『プリスクール 後悔』なんてネガティブワードが出てきます。
マジかよ。。。
プリスクールのそんなネガティブイメージを払拭する為、実際に子供をプリスクールに通わせている親としてプリスクールにかかる費用と、通わせて良かったと思えるメリットを紹介します。
そもそもプリスクールとは
英語で保育を行う施設
日本におけるプリスクール(Preschool)とは、保育施設のうち、カリキュラムの大半を英語で行う(イマージョン教育)施設を指すことが多い
Wikipediaにもある通り、プリスクールとは英語で保育を行う施設の事を指します。
日本語の一般の保育施設と比べると基本的にスクール内では英語しかしゃべらないので、早いうちから英語力を身につけさせたければ間違いなく一番の近道です。
プリスクールは認可外保育園
プリスクールは英語で保育を行う施設なので、基本的には日本の保育園や幼稚園と同じです。
ただし、プリスクールでは外国人講師がたとえ海外で保育士資格をもっていたとしても日本の保育士資格としては扱われず、認可基準に満たない事からほとんどが認可外保育園として運営されています。
当然、息子が通うプリスクールも認可外保育園になります。
とはいえ、詳しくは後述しますが、認可外保育園でも保育無償化の対象となりますので、費用面でのハードルは以前に比べてかなり下がっていると言えます。
プリスクールにかかる費用について
実際の保育料公開
プリスクールは通常の日本の保育園とは違い一般的に費用が高くなります。
息子が実際に通っているプリスクールの費用を公開します。
ショート(8時ー15時) | ロング(8時ー18時) | |
入会金(初回のみ) | 55,000円 | 55,000円 |
保育料(週5日) | 73,205円(税込)/月 | 94,380(税込)/月 |
延長保育 | 1,320円(税込)/30分 | 1,320円(税込)/30分 |
週に何日預けるかで保育料が変わりますが、息子は週5日で通っていますのでその料金を載せてます。
また、これら以外にも午前中のみの保育クラスもありますが、そちらは利用していないので載せておりません。
また、2つ並べているのは当初、2歳児クラスの間はショートコースで、3歳児クラスになってからはロングコースに変更したからです。
3ケ月を1タームとして料金を払うので、1回の保育料がショートコースとロングコースでそれぞれ次の通りです。
ショートコース 73,205円×3ケ月=219,615円
ロングコース 94,380円×3ケ月=283,140円
さらに4タームで年間の料金になりますので、それぞれの料金を年間にすると以下の通りです。
ショートコース 219,615円×4ターム=878,460円
ロングコース 283,140円×4ターム=1,132,560円
認可保育園で平均20,000円程度、認可外保育園で平均3~5万程度と考えれば、かなり高額ですね。
これに別途テキスト代やイベントがあればその分の料金がかかってきます。
ただし、実際の費用負担額はここまで多くはありません。
プリスクールは保育無償化の対象
プリスクールは上にも書いた通り、認可外保育園になります。
認可外保育園は保育無償化の対象で、月額37,000円まで無料になります。
当然、プリスクールは上限37,000円で賄えないので最大額が補助す。
これを考慮すると、37,000円×12カ月=444,000円の補助が受けられるので、昔に比べてプリスクールに通わせやすくなっています。
ただし、保育無償化の補助を受けるには保育の必要性の認定を受ける必要がありますので、夫婦共働きでない場合にはその他の認定自由に該当しなければ補助が受けられない点は注意が必要です。
実際、息子の通うプリスクールでは夫婦共働きで保育無償化の恩恵を受けている方がたくさんいますし、我が家もその恩恵を受けています。
プリスクールに通うメリット
親が頑張らなくても英語を覚えていく
我が家では1歳になる前にかの有名なディズニーの英語システムを購入しました。
ディズニーの英語システムはなるほど、と思うほどよく作られているのですが、親が頑張らなければ子供が自主的に英語をどんどん覚えてくれるものではありませんでした。
その点、プリスクールでは常に英語に触れているので、親がそこまで頑張らなくても勝手に英語を覚えていってくれます。
英語と日本語の切り替えのオン・オフがしやすい
子供によるかもしれませんが、息子はプリスクールでは英語、それ以外では日本語ときれいにスイッチを切り替えています。
家で英語を話す事がほとんどないので、親としてはあまり上達を実感出来ないのが寂しいのですが、プリスクール内にいけば先生や友達とは英語でしゃべり、保育園の懇談では先生から「○○君が日本語でしゃべってるのが想像出来ない。」と言われるほど、プリスクール内ではしっかりと英語でしゃべっているようです。
おそらく、息子の中でここは英語の場所、ここは日本語の場所というのがハッキリしているのが切り替えがしっかり出来ている理由かと思います。
外国人にたいして抵抗なく接することが出来る
やはり先生がネイティブであること、また、プリスクールには日本人以外の子供も通っているので、外国人に対して抵抗なく接する事が出来ます。
上手くいかない事があると日本人スタッフではなく大好きな外国の先生に泣きつきにいくぐらいに抵抗がないようです(笑)
進路の選択肢が増える
プリスクールに通っていれば、そのまま小学校進学するか英語力を維持する為にインターナショナルスクールに通うなど進路の選択にも幅が出ます。
また、英語が出来るという事は、例えばプログラミングなどでもとっつきやすいですし、それらの最新情報は英語で発信される事から、常に最新情報に触れる事が出来るのも利点です。
以上が現状感じるメリットです。
よくある積極的になるというメリットについては、息子は子供が多くいるところで尻込みしてしまうタイプで、グイグイ前に出ていけるようにはなっていない事を考えれば特にないかなと思ってます。
根本の性格を変えるほどにプリスクールが性格に影響するとは考えにくいです。
プリスクールに通うデメリット
費用が高い
やはりデメリットの一番はこれです。
保育の無償化の対象とはいえ、年間で数十万円がポンと飛んでいきます。
ただし、これはあくまでも子供の将来への投資だと考えれば、決して高すぎるわけではないと思います。
卒園後の英語力の維持にもお金がかかる
せっかくプリスクールに通って英語を身に着けても、卒園後に英語に触れなくなれば子供は急激に英語力が低下していきます。
プリスクールで身に着けた英語力を維持しようと思えば、やはり卒園後にも英語に触れる環境を作る事が大事ですが、家庭でそれを実現するには別に英語教室に通わせるなど、卒園後にも費用がかかってきます。
息子の通うプリスクールでは卒園後に通えるクラスもありますが、当然これもお金がかかります。
プリスクールのデメリットはこれらお金に関する事が大きいです。
当然、認可外保育園なので園庭がないですが、これは認可外保育園であればプリスクールに限った話ではないのでプリスクールのデメリットには挙げておりません。
また、日本語力については冒頭にも書いた通り、息子に関して言えば同年代の子供に対して遅れていないので、家で積極的に子供を話をしたり絵本を読んだりすれば、そこまで心配する事ではないかと思っています。
まとめ
ネットで調べてもプリスクールに通わせる事については割と否定的な意見も多く、通わせようと思っても不安を感じる方も多いかと思います。
しかし、我が家ではプリスクールも通わせて後悔している事は何一つなく、どんどん英語を身に着けていく息子を誇らしくも羨ましくさえ思っています。
子供の将来を考えれば、プログラミングなどをする上でも英語力は必ず必要になっていきますので、費用面で通わせるだけの余裕があるのであれば、プリスクールに通わせるメリットは大きいです。