はじめに
「STEAM教育」という言葉を最近よく耳にしませんか?Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Arts(芸術)、Mathematics(数学)を総合的に学ぶSTEAM教育は、子どもの好奇心を引き出し、創造的な思考力を育てるための重要なアプローチです。しかし、「一体何から始めればいいの?」と思う親御さんも多いのではないでしょうか。
そこで、今回はSTEAM教育をおうちで楽しく始められる絵本・図鑑をご紹介します。お子さんと一緒に読みながら実験や工作をして、親子で楽しく学べるアイテムを取り入れてみましょう。
STEAM教育とは?
STEAM教育は、以下の5つの要素で構成されています。
Science(科学):自然界の現象や科学の原理を理解し、探究心や観察力を養う。
Technology(技術):プログラミングやデジタルツールを活用し、テクノロジーを学ぶ。
Engineering(工学):機械や構造のしくみを知り、ものづくりの力を育む。
Arts(芸術):表現力や創造力を育て、アートを通じて感性を磨く。
Mathematics(数学):数や形の理解を深め、論理的思考力を高める。
STEAM教育は、これらの領域に触れることで、子どもの探究心や問題解決能力を伸ばし、未来の学びの基盤を作ります。
絵本でSTEAM教育を楽しむメリット
楽しく学べる
絵本は、カラフルなイラストやワクワクするストーリーで構成されているため、子どもが自然と興味を持ち、楽しく学べます。科学の不思議やプログラミングの基礎など、一見難しそうな内容でも、絵本を通じてわかりやすく理解できます。
親子のコミュニケーションツールに
絵本の読み聞かせは、親子で学びを共有する絶好の機会です。「どうしてこうなるの?」「この実験は何?」といった子どもの疑問に答えながら、一緒に考える時間を作ることで、コミュニケーションが深まります。
学びと遊びを両立できる
絵本には、読み終わった後に実際に手を動かして楽しめるアクティビティが紹介されているものも多くあります。実験や工作を親子でやってみることで、学びが「遊び」となり、より深く知識が定着します。
STEAM教育に役立つおすすめの絵本3選
それでは、Amazonで購入できるSTEAM教育関連の書籍をご紹介します。これらは、お子さんが興味を持ちやすい内容になっており、親子で楽しくSTEAM教育を始められるおすすめの一冊です。
『ワクワク!かんたん!おうちSTEAM』
家庭でできる簡単なSTEAM教育のアクティビティを多数紹介している書籍です。「実験」や「工作」など、おうちにあるもので手軽にできる内容がたくさん掲載されています。科学や技術、アートなど、さまざまな分野に触れることができ、子どもが楽しみながら学ぶことができます。
おすすめポイント
さまざまな分野のアクティビティが盛り込まれており、飽きずに取り組める。
親子で一緒に手軽に始められる内容なので、家族でSTEAM教育を楽しむきっかけに。
『ワクワク!かんたん!おうちSTEAM』を探す
『おうちでSTEAM教育 「なぜ?」「どうして?」がよくわかる わくわく科学実験図鑑』
科学実験を通じてSTEAM教育に親しむことができる図鑑です。小学校全学年向けの内容で、親子で楽しみながら簡単な実験に挑戦することができます。気象や自然現象、水の特性など、さまざまな科学のトピックをおうちで体験できるので、子どもの「なぜ?」「どうして?」という疑問に答えながら学びを深められます。
おすすめポイント
実験の手順がわかりやすく解説されており、親子で楽しみながら学べる。
気象や自然、物理など多岐にわたるトピックを取り扱っているので、興味が広がりやすい。
『おうちでSTEAM教育 「なぜ?」「どうして?」がよくわかる わくわく科学実験図鑑』を探す
『おうちでSTEAM教育 「なぜ?」「どうして?」がよくわかる わくわく科学実験図鑑 工作編【自由研究シート付き】』
こちらは、上記で紹介した『わくわく科学実験図鑑』の工作編です。親子で一緒に作って遊べる工作が多数紹介されており、科学の知識だけでなく、ものづくりの楽しさを体験することができます。自由研究のアイデアにもなるため、学校の課題にも活用できます。
おすすめポイント
工作を通じて科学の仕組みを学ぶことができ、子どものものづくり意欲を引き出せる。
自由研究のシートが付属しており、学びをまとめる楽しさも味わえる。
『おうちでSTEAM教育 わくわく科学実験図鑑 工作編』を探す
絵本・図鑑を使ったSTEAM教育の活用法
読み聞かせをしながら疑問を引き出す
絵本を読み聞かせることで、子どもの好奇心を引き出し、「なぜこうなるの?」といった疑問が生まれます。その疑問に親子で一緒に向き合い、考える時間を作ることが学びの第一歩です。
絵本のアクティビティを実際に体験してみる
紹介した図鑑や工作の本には、実際に行うアクティビティがたくさんあります。読んで終わりではなく、親子で一緒に実験をしたり工作をしたりすることで、学びが身近なものになり、子どもの「わかった!」という達成感が生まれます。
日常の中で絵本の学びを活かす
絵本や図鑑で得た知識を、日常生活に活かすことも大切です。たとえば、科学実験の本で「空気の力」を学んだら、風船を使った遊びでその力を体感してみるなど、学びを実生活と結びつけてみましょう。
興味を広げるためにさまざまな分野の本を読む
STEAM教育はさまざまな分野を横断的に学ぶのが特徴です。科学だけでなく、アートや数学、テクノロジーにも触れることで、子どもの興味がどんどん広がります。さまざまなトピックに触れることで、学びの幅が広がり、総合的なスキルを育てることができます。
まとめ
STEAM教育は、子どもの好奇心を引き出し、未来に向けた幅広い学びの基盤を作る教育法です。そして、その第一歩として絵本や図鑑はとても有効なツールとなります。おうちで親子で楽しみながら読んで、実験や工作に挑戦することで、学びがもっと楽しいものに変わります。
今回ご紹介した書籍を参考に、ぜひお子さんと一緒にSTEAM教育を始めてみてください。未来のエンジニアやサイエンティスト、アーティストを育てる第一歩となるはずです!
お子さんと一緒に楽しく学び、親子の時間をより充実したものにしていきましょう!